TVや映画でスラングを学ぼう, ” Get Some Hot Phrases By Watching US Movies & TV Programs”

Before BC(コロナウイルス以前)

昔からの習慣ですが、英語圏の映画やTV番組を見る時は字幕、それもできるだけ英語の字幕で見るようにしています。(残念ながらAmazonプライムでは日本語の字幕のみ可能。)

ほぼ独学の英語で仕事はしていましたが、ビジネスレターやリポートどまり。論文レベルのライティング力はなし、医学系、法律系に金融系単語は苦手。

さらに難しいのは、辞書にもあまり出ていない俗語、スラングやフレーズ。

こればかりは日本語の訳ではらちがあかず、Urban Dictionary https://www.urbandictionary.com/などで調べ、スラングが生まれた背景まで理解する必要があります。

実際外国人である自分がアメリカ人に使ったらドン引きされますが、語学の教則本ではお目にかかれない、時代性に満ちた、”生きた言葉”を知る事ができるのも、映画やTV番組を見る楽しみの一つ。

知っててもあまり役に立たないだろうけれど、”ちょっとHOT”な英語のスラング、フレーズを下記でご紹介します。

ネットフリックス(以下ネトフリ)の人気番組の一つ 、「ル・ポールのドラァグ・レース」

”美輪明宏“御大の昔からのご活躍ぶりを熟知している日本人からすると、アメリカ・メディアやセレブの、ル・ポールの持ち上げぶりはかなりナイーブに見えます。彼が確実にクイア、ドラッグクイーンカルチャーを一般化させた事は確か。

そしてこの番組で多々くり返されるのがこのフレーズ:

1.Snap Out Of It:

元々は映画”月の輝く夜に”で、クイアの女神、シェール演じる女性主人公が、間が抜けた(役柄の)相手役、ニコラス・ケージとひょっとしたきっかけで一夜を共にした後、彼を正気に返らせる為ひつぱたきながら言うセリフが根源。

要するに、”しっかりして”といった意味なので、ル・ポールも番組出演者達に、”気合入れていけ”といった感じでよく使っています。

2.Capisce:

このフレーズをよくみかける作品と、”使いたがる”俳優に一つの特徴があるのに気づきました。

「モンスターホテル」、「マダガスカル」、「ブルックリン・ナイン-ナイン」そう、全員ユダヤ系の男優、アダム・サンドラーにベン・スティラー、そしてアンディ・サムバーグ達です。

元々はイタリア語が語源、イタリアンマフィアが使いそうな言葉ならば、なぜ彼らが使いたがるのかは全く分からないのです。

もしかしたら特にニューヨーカーが好きな言葉?といっても、アダム・サンドラーお気に入りのアンディは「モンスター・ホテル」で演じているように、だらだらしたカリフォルニア訛りが得意なカリフォルニアっ子。多分アメリカの下町ブルックリンの叩き上げアダムとは合わない、ショービジネス界の貴公子、マンハッタン、アッパー育ちのベンとはそれぞれ違いますけれどね

意味は”分かったか?”かあるいは”了解”!

3.Bye Felicia

私がこのフレーズを覚えたのは大大好きなこのシーン、「アンブレイカブル・キミー・シュミット」シーズン1, エピソード10 “Kimmy’s in a Love Triangle!” から。

(背景)主人公キミーの親友、ゲイのタイタスは働いているシアターレストランで、同じゲイの役者がストレートの役を得たので大激怒。彼にその理由を聞いてみると、ストレートのコーチ(?)についたとの事。早速ストレートのコーチングを受けに来たタイタスと、現れた筋肉マッチョの男の会話です。

Muscular Man: You have no potential. Get out. 君には可能性がないから出ていけ。

Titus Andromedon: [Aghast] But I rode a bus to get here! ちょっとわざわざバスできたのよ!

Titus Andromedon: [Titus advances on the man] Fine, I don’t need you! もういいわよ。(振り向きざまに卓上のランプを乱暴に倒していくタイタス)

Titus Andromedon: Bye Felicia!

和訳すると”だったらいいわよ”という感じでしょうか。気に入らない相手に捨て台詞を言う時に使うようです。

(元々は1990年の映画「Friday」で初めて使われたセリフ)。このフレーズの人気が頂点に達したといわれているのが、前アメリカ大統領オバマ夫人、ミッシェルがホワイトハウスを去るときに言ったと披露。

追記 実はBye Felicia の後のシーンの方が一番面白いのです。

筋肉マッチョは隠れ蓑で、本当の”ストレートコーチ”が拍手をしながら現れ、タイタスに、「お前は本当にストレートになれるのか」と色々と職務質問。

最高なのは、コーチが「彼らもこのストレートブートキャンプを受けたんだ」と言って後ろの壁を指すと、そこに張られた写真の面々。

TVドラマ「アントラージュ」の出演者、ひと昔前に流行った変わった刈込のプードル犬、そして捨て台詞を言ったミッシェルの旦那までも!