「チアの女王」は凄かった, “Netflix’s ”Cheers” Is Amazing”

アメリカTV番組

以前よく見ていた、ネットフリックス(以下ネトフリ)のドキュメンタリーといえば、スポーツ物(ボディビルやクロスフィット系)、ここ数年は興味が薄れ気味。

そんな中、もしかしたら今年私の中ではベストワンになりそうな作品、「チアの女王」に嵌り、繰り返し鑑賞中。これが何度見ても面白い!

本国アメリカでの反応も凄まじいようで、出演者が数々のテレビ番組に出演、人気テレビ番組The Ellen Show 』で、人気モデルのケンダル・ジェンナーが出演者とチアにトライしたりと話題沸騰中。

チアリーディングのイメージを100%変えるほど、強烈な印象を与えるこの「チアの女王」の魅力は下記の通りです。

  • 現在のアメリカを象徴するようなキャラクター、彼らチアリーディング部選手達と彼らの物語

貧困の中で育ち、自身のセクシャリティーから疎外感を抱える、強烈な主人公達各々の物語、そして彼らを率いる、アメリカ南部美人の”鬼”コーチ。

既にユーチューバーとして有名なGabi Butler。抜群の運動能力とカリスマ性がある彼女で儲けようとする貪欲な両親や兄弟を、避難する事なく冷静に達観したように受け入れている彼女は中々クールなキャラクター。美肌には程遠いニキビ肌を隠すための厚化粧がどうも私の好みからはかけ離れてしまうけれど。

その、底抜けな明るさで正に周知を”Cheer”するJerry、悲惨な状況から這い上がってきた故、その鋭いまなざしで人を簡単に威圧するLa’Darius。

私の一番のお気に入りは、再婚により両親に捨てられた後祖父母に育てられ、コーチには”彼女は(チアを)何もしらなかった”と言われたMorgan。他の甘ちゃんお嬢様が、耐えきれずメソメソする中、どんなに過酷な練習にも黙って黙々と取り組む彼女の姿勢。

そして何よりもMorganのルックス、若き頃のダイアン・レイン、クリスティ・マクニコルを彷彿させる、さわやかでキュートなトムボーイ。アメリカ中西部のカウガールがぴったりな容姿はこれから彼女の人気を高める事間違いなし。

  • 彼らの連続優勝は、単なるスポ根を超えた、究極にプラクティカルかつ戦略的なコーチのおかげ

怪我は日常茶飯事な環境で辛い練習に耐え続ける若者像には確かに心を打たれます。でももしかしたら、真の、(あるいは裏)主人公は鬼コーチのモニカなのでは?

彼女が彼女のチームに伝えたい事は、彼女の姿勢、献身的な絶え間ない努力と自己犠牲だけが成功の要ではないという事なのです。

更に必要なのは、たった3分に満たないチアプログラムで以下に減点を出さない為に、徹底的な分析力、数値化、そしてプランA、Bだけではない、あらゆる状況で失敗をしたらどう立て直すかの予測。分析、数値化、予測と計画を子供たちに教えようとする姿が私には非常に新鮮で、いかにも”アメリカ人”らしく、もしかしたらスポーツ選手だけではなく、全ての人にとって、少なくとも私にとっては必要である事を気づかさせてくれた貴重な番組となりました。